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2024年01月23日スタッフブログ

企業が利益改善を行うために見直したいポイントとは?

業績改善について経営者の方々と話をしていると多くが売上の増加が重要という回答がきます。

当然、売上増加は重要だと私も思いますが、

業種によって売上の改善のほうが難しいケースも考えられます。

 

少し視点を変えてみます。

よくコスト削減という言葉を耳にしたことはあると思います。

コスト削減はどこから着手したほうが良いのか?迷われたことはないでしょうか?

 

事業を行う場合のコストは大きく分けると「変動費」と「固定費」の2つに区分されます。

 

「変動費」→売上の変動によって変わるコスト(材料費や外注費などが挙げられます。)

「固定費」→売上の変動に関係なく発生するコスト

(事務所の家賃や従業員の人件費、水道光熱費などが挙げられます。)

 

銀行から固定費が多いと指摘を受けたことがあるご経験はありますでしょうか?

銀行が固定費削減を提案する理由は下記の内容が考えられます。

 

固定費の削減は比較的短期間で取り組むことができ、費目によっては効果が見えやすい。

しかし、固定費の削減といって例えば人件費にメスを入れた場合はどうでしょうか?

人件費を削減するためには給与を下げる、人員削減の2つしか方法はありません。

無駄な人件費がある場合は削減は必要ですが、人件費にメスを入れるのはかなりリスクが生じます。

 

ここで本題です。

 

見直しができるかの判断をする際に変動費に無駄がないのかを検証することです。

「変動費」の削減といっても材料などの価格高騰に伴い、

なかなか仕入や外注単価を下げる交渉は容易ではないと思いますが、

 

・仕入れはこの会社からしかできないのか?
・他にもう少しコストを抑えられる先はないのか?

 

外注も同様でなぜ、この会社に外注を依頼しているのか?

特に何も考えずに取引先を選んでいるわけではないはずです。

 

第一に仕入やルートや外注先の頻度や条件を見直してみるのが良いかと思います。

変動費の見直しに関して今まで検証しなかった理由として多いのは、

これが当たり前だと思っていたからがほとんどです。

 

仕入先や外注先と自社のパワーバランスもあるため簡単に単価引き下げの答えは出ないと思いますが、

まずは「固定費」よりも「変動費」の見直しを検証してみてください。

 

何もしないではなく、何かできないかに向けて行動することが何よりも大切です。

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