会社経営者にとって決算書は1年間の業績を表す成績表なものであり、
金融機関では融資先の格付をするための重要な書類となります。

その際に「金融機関から安心してもらえるためにはどうすればいいのか?」
と疑問に感じる経営者の方も中にはいらっしゃると思います。

なぜなら、金融機関は自社のことについて本音を言ってくれないからです。

金融機関が安心して企業に資金を融資することは個人がお金を貸す時と考え方は似ています。

例えば、誰かからお金を貸してほしいと言われた時にどのようなことを確認するでしょうか?

私であれば下記のようなことを確認します。

・いつ返してくれるのか?
・月にいくら返してくれるのか?
・何に使うのか?
・貸すに値する相手なのか?

その借り手の状況や今どのような仕事をしているのかなど細かく確認し、
貸せる相手なのかどうか判断します。
皆様も同じ立場であれば上記の内容を確認するのではないでしょうか?

実は金融機関の場合も個人の場合とやり取りととても似ています。

どんなに儲かっていてる会社でもリスクは全くないわけではありません。
しかし、金融機関の担当者はそのリスクが小さいことを証明するために材料を見つけ、
稟議書で上司や本部長を説得させます。

そのアピール材料になる代表的なものが決算書ということになります。

融資申込時に事業計画書を策定することも当然ありますが、
その場合実現性の高いものである必要があります。
計画は想定通りにいかないことも多いため、計画があるから安心に繋がるわけではなく、
その計画の通りに進めるための実効性も必要です。

銀行にどのようにして安心感をアピールすれば良いのか?

⑴現預金が比較的多い
→銀行はお金がある先に貸したがるのはここです

⑵他行融資の取引状況
→複数取引の方が万一のリスクに対してほかの銀行が貸す可能性がある、
 信用が担保されているという評価

⑶社長の役員報酬が高い
→会社の資金繰りが危うい時に個人の資産を注入できる可能性が高い

⑷不動産の所有
→不動産の売却や担保にすることで回収リスクを軽減できるため


利益が出ており、儲かっている会社であっても
未来永劫右肩で上がり続ける保証はどこにもありません。

それよりも安心が持てる会社の方が金融機関にとっては
リスクが少ない会社として長い付き合いができる傾向があります。



ぜひ、ポイントを押さえて今後の決算書に活かしてみてください。