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2023年09月26日スタッフブログ

「銀行への情報開示にはどのようなものが有効なのか?」

お世話になっております。
PMG Partnersの佐々木でございます。

 

今回は、「銀行への情報開示にはどのようなものが有効なのか?」

について お伝えさせていただきます。

 

 

最近では売上も少しずつ改善してきている中小企業様も多く見受けられるようになりましたが、

一方でまだ改善まで至っていない中小企業様も多くいらっしゃいます。

 

その中で重要なことは、今後の金融機関との関係性を構築しておくことです。

 

 

中小企業が経営をする中で銀行との関わりは切っても切れない関係であり、

会社の万一の際に支援をしてもらうためには常に良好な関係を維持しておかなければなりません。

 

それでは、銀行との関係を構築していくためにどのようなことをしたらよいのでしょうか?

 

 

実はこの関係性の構築には「銀行へ開示する情報量の多さに比例」します!

 

 

 

当然、企業からの開示される情報量が多ければ多いほど銀行から見れば

その企業のタイムリーな状況を把握することができます。

 

これは私が以前、銀行に勤めていた時の経験です。

実際には何を開示したほうが良いのか? というところがポイントとなります。

 

私が銀行員時代にある経営者様の情報開示がとても印象に残っていたため

今回はその内容をお伝えしたいと思います。

 

 

 

まず、最初に知っておいていただきたいことは、銀行員は多くのお客様を担当していることです。

そのため、お客様の取引全てを把握するということは物理的に限界があります。

 

銀行に情報開示するのであれば他社に埋もれないような印象付けをすることが大切です。

言ってしまえば「他社との差別化」ということになります。

 

 

印象に残った経営者様は自社のサービスや商品などを私に細かく説明をしてくれ、

商品などを手に取って試してほしいと言ってきたのです。

 

それまでは私自身もその会社様のことは正直深く知っていませんでした。

 

しかしながらそのサービスや商品を目の当たりにすることで、

それがなぜできたのかの経緯や現在の市場での需要などを聞いた際に

初めてその業界状況やマーケットを理解することができました。

 

それに伴いその経営者様の会社についてよく知ることができたのです。

 

 

以外に自身の会社を銀行にアピールするということをされている会社様は少ないと思います。

これを積極的にやってほしいというわけではなく、あくまで印象に残った体験談です。

 

これが何に結び付くかというと実際にその企業が融資の相談をしてきた場合です。

銀行では融資が問題なくできる企業であるかの審査しますが、

すべての業種に知識が長けているわけではありません。

 

その会社のサービスを見聞きし体験することで、

徐々に業界の知識やその企業の状況を把握することができ、

その市場での優位性やプラス材料が多ければ多いほど上司を説得させられる武器になります。

 

 

私自身一番良かったことは、その企業の稟議書を書く際の非常に書きやすかったことです。

 

 

その理由は、商品やサービスは自身が確かめており、社長様から業界に関する話を伺っていたため、

稟議書にその企業のプラス材料を多く記載することができました。

 

 

その会社のことを知っていれば稟議書を通じて上司を説得するための

材料を盛り込んだ資料作成がしやすくなります。

これが私が銀行で融資をしていた時に印象深かった内容です。

 

 

もちろん決算書や今後の利益状況の見通し、計画書の作成、資金繰り表といった情報開示も重要です。

それに加えて銀行担当者に覚えてもらう行動をすることで他社よりも理解を深めてもらうことが大切だと私は感じます。

 

 

 

 

是非、今後の銀行取引の中で参考にしていただけると嬉しいです。

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