2022年10月03日スタッフブログ
私的整理の条件緩和
こんにちは。
PMG Partnersの藤嶋です。
早いもので、今年もあと三ヵ月となってきました。
いつもPMGPartnersのブログを閲覧いただき、誠にありがとうございます。
夏の暑さも抜け、秋の涼しさも感じられる日も多く、個人的に一番好きな時期です。
さて、本日は2022年10月3日の日経新聞の記事を共有させていただきたく思います。
「私的整理の条件緩和」〜全債権者同意不要〜
経営不振に陥った企業の早期再建を目的として、「私的整理円滑化法案」実現に向けて。
以前から、この話は出ていましたが、改めて共有させていただきますのでよろしくお願い申し上げます。
この施作は中小企業のサポートをする弊社からすると追い風の追加策であります。
昨今、コロナウイルス禍での経営再建は極めて困難になっております。
業績悪化
借入過多
債務超過
材料高騰
円安
取引先破綻
人手不足
利益率低下
こんな相談をここ最近は良く受けます。
業績を上げたくとも、人手がいない
借入したくても、できない
材料が高くなっているが、価格転嫁できない
円安によって、仕入れ困難
取引先破綻による、債権の未回収
昔のように仕事をしても、利益が出ない
現在の経営課題を可視化して、抜本的な改善に乗り出さないといけませんが、なかなか簡単ではないのが現実です。
利益を増やしたくても、どのように増やせばいいか分からない。
価格転嫁したいが、取引先に仕事を切られるのが怖い。
借入をしたいが、税金・社保の未納があり、対応してもらえない。
売上を上げたいが、新規取引先を増やす時間や余裕がない。
キャッシュフローを改善したいが、いつも資金に余裕がない。
しかしながら、日本にはたくさんの魅力的な企業が存在します。
この先の「日本を支える企業」がたくさんあります。
にも拘わらず、様々なしがらみで経営再建が難しいのが今の日本だと思います。
素晴らしい技術や商品があるのに、一つの損失や失敗を長く引きづってしまい、そこから崩れてしまうケースは少なくありません。
先代から引き継いだ借金や未回収債権発生、取引先依存による薄利多売。
などなど 業界の体質や特質も少なくありません。
少し前までは、それでも何とか経営をできていましたが、
コロナウイルスの影響で会社の財務基盤や本業基盤が崩れてしまっています。
そんな中、私たちPMGPartnersにもたくさんの経営者様がご相談に来ております。
弊社としては今後、さらに厳しい状況を予想しています。
なぜなら、融資返済や猶予していた、税金などの支払いが始まってまいります。(すでに始まっている企業もあるので倒産数がここ最近増加している)
PMGPartnersとしても一社でも多くの中小企業を救いたい気持ちで日々、奮闘しています。
私の信念でもある「経営者の想いと技術を未来へつなぐ」
今回の記事の「私的整理円滑化法案」は、中小企業を再建する為の大きな一歩となればと心から思います。
皆様の益々のご活躍を心よりお祈りいたします。
PMG Partners 藤嶋